ランチのシフトに3人いるのに、注文が重なると店が回らない。
人数は足りているはずなのに、なぜでしょうか。
カフェの仕事は、注文、ドリンク、フード、提供と片付けが一続きになっています。
どこか1か所に人がいないと、ほかの人の手が空いていても、そこで流れが止まります。
足りなかったのは人数ではなく、フードに立てる人だった、ということもあります。
カフェのシフトは、1日の人数ではなく、ピーク帯ごとにどの役割を誰が担うかで組みます。
1日を4つの時間帯に分ける
最初に、1日を仕事の中身が変わる時間帯で区切ります。
| 時間帯 | 主な仕事 | 人を厚くする役割 |
|---|---|---|
| 開店前後 | 仕込み、開店準備、モーニング | フード |
| ランチ | 注文、ドリンク、フード、提供が同時に集中 | すべて |
| 午後 | テイクアウト、片付け、夕方の仕込み | 人数を絞れる |
| 閉店前 | 片付け、締め作業、翌日の準備 | 締め作業 |
時間帯の区切りは、店のメニューや客層に合わせて変えてかまいません。
区切ると、人を厚くする時間帯と、絞れる時間帯が分かれて見えます。
ピーク帯は役割ごとに人数を決める
ピーク帯は、役割ごとに必要な人数を書き出します。
ランチなら、たとえば次のようになります。
| 役割 | 必要人数 | 兼務してよい役割 |
|---|---|---|
| 注文と会計 | 1人 | ドリンク、提供と片付け |
| ドリンク | 1人 | 注文と会計 |
| フード | 1人 | なし |
| 提供と片付け | 1人 | 注文と会計 |
合計は4人ですが、「兼務してよい役割」を決めておくと、3人の日の回し方も決まります。
この例なら、注文とドリンクを1人にまとめ、フードは専任で残します。
兼務の組み合わせが決まっていないと、人数が少ない日に、手の空いた人から場当たりで動くことになります。
人を当てる順番
役割の枠ができたら、次の順で人を当てます。
- 要の役割:ランチのフードや閉店前の締め作業など、できる人が限られる役割を先に埋める
- 新人の組み合わせ:新人は、同じ役割を教えられる人と同じ時間帯に置く
- 残りの枠:提出された希望を、空いている枠へ当てる
希望から先に埋めると、ランチが慣れていない人だけになるなど、役割の抜けに最後まで気づけません。
ランチだけ人が足りない店では、11時から14時のような短い枠を作る方法もあります。
長い時間は働けなくても、昼の数時間なら入れる人は、1日単位の募集では応募してこない可能性があります。
希望を集めるときに聞くこと
役割で組むには、「入れる日」だけでなく、入れる時間帯と、任せられる役割が分かっている必要があります。
希望表には時間帯の欄を設け、役割はスタッフごとの一覧で別に管理します。
時間帯を「モーニング」「ランチ」「ディナー」「締め」のような勤務パターンで集めると、書き方のばらつきも減ります。
パターンの決め方は、2交代、3交代シフト希望の集め方で紹介しています。
たとえばシフトリでは、名前と時間帯を持つ勤務パターンを最大4つまで設定して、スタッフにパターンで希望を選んでもらえます。
スタッフはLINEやメールで届いたリンクから提出し、集まった希望はシフト表の画面で割り当てと見比べられます。
直前の予定変更に備える
学生スタッフが多いカフェでは、試験期間や授業の変更で予定が直前に動きがちです。
試験期間のように前もって分かる予定は、希望を集める前に聞いておきます。
その時期だけ、要の役割ができる人を厚めに確保しておくと、1人抜けても役割が欠けにくくなります。
変更の連絡は、受け口と締切を決めておきます。
LINEの個別トーク、口頭、別のスタッフ経由と入り口が分かれると、どれが最新の連絡かを確かめる手間が増えるためです。
変更が出たら、役割表を見て、抜けた役割を埋める必要があるかを確かめます。
当日の欠勤で穴があいたときの手順は、急な欠勤でシフトに穴があいたらで紹介しています。
次のシフトで作る1枚
次のシフトを組む前に、ランチの役割表を1枚だけ作ってみてください。
役割ごとの人数と兼務してよい組み合わせが決まれば、3人いるのに回らない日の原因が、人数なのか配置なのかを見分けられます。




